先日、歯周病はアルツハイマーの原因の一つだというニュースが流れました。どうやら歯周病というヤツ、だいぶやっかいで万病の元のようです。でも個人的にメカニズムが強引なような…
歯周病がアルツハイマーや脳、心筋梗塞を引き起こす?

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歯周病が原因の病気を調べてみると、まだ研究中のものも含めて出るわ出るわ。歯周病に起因する毒素や炎症性物質が原因で様々な病気が引き起こされるリスクが高まるようです。ただ…正直ほんまかいな。
アルツハイマー
<メカニズム要約>
歯周病の原因菌が「酪酸」を作り出す→細胞に取り込まれると体が反応しいろんな物質を作り出す→細胞死を引き起こすアポトーシス等の脳内物質が生成される。このことによりアルツハイマーの危険性が高まる。
<個人的感想>
なんとなく流れはわかるような気がしますが、歯茎→脳内へのくだりに若干の飛躍があるような…ただ、歯茎に歯周病の病原菌を注入したマウスでは確かにその傾向があったとのこと。マウスさんいつもお疲れ様です;;
心筋梗塞
<メカニズム要約>
歯周病の原因菌が血液に入り込む→血管や血小板にダメージ→心筋梗塞。
<個人的感想>
これまたなんとも飛躍があるような…ただ、こちらも状況証拠はあるようで、心筋梗塞で亡くなった方の心臓の血液から歯周病の原因菌が発見されたようです。いたからって…
脳梗塞
<メカニズム要約>
歯周病の原因菌が血液に入り込む→血管や血小板にダメージ→血栓、動脈硬化→脳梗塞
<個人的感想>
上述の心筋梗塞と基本ロジックは同じです。なので基本的に感想も同じです(笑)いたからって…
早産・低体重児出産
<メカニズム要約>
歯周病の原因菌が入り込む→体が反応し、分泌物排出→子宮収縮→早産
<個人的感想>
やはり流れは似たようなものです。アメリカの論文でこういったものが発表されたみたいですが、同様に関係ないって論文も出ているみたいです。統計だけであとのメカニズムは強烈なこじつけのような気がします。
あらゆる病気の原因となる!?自分はこう解釈します
いろいろセンセーショナルな論文やニュースが飛び交っていますが、正直どうなんだろう…と。歯周病があらゆる物質を生み出していることは確かだと思います。その生み出した物質や炎症が原因となりうることもそうなんだろうと思います…が。
たかが数倍程度で歯周病が原因と特定できるもんなんでしょうか。サンプリングした被験体のうち歯周病における特定物質が、病気の部位にどの程度到達し、どの程度停滞した結果病気になったかというのはないように思います。
また、論文に多くありますが統計とって傾向があったからなんとなくこじつけるような証拠を集めていく…そんな気配がしてなりません。歯周病にかかっている方の生活習慣に偏りがあるかもしれませんし、その口内環境に偏りがあるのかもしれません。結局はミクロの世界で目に見えることができず、想像な気がします。
ですのであまり真に受けずあくまで可能性という認識で、気にしすぎは体によくないと思います。とはいえ、口内を清潔に保つことは悪くないですし、日常の中で予防することができるのがベストとは思います。
歯周病学会によると 歯周病の症状、原因とは

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歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
情報源: 日本臨床歯周病学会 | 歯周病とは?
実際自分も歯医者さんに行った際、炎症といっても見た目でわからない程度のものもあるので気づかないそうです。CMでもよくやっていますが、歯磨きしていて「何か血が出たなー」と思ったらだいぶ疑いが強いみたいです。自分も歯間ブラシを始めたころはいつも血が出ていました。
歯周病は英語で何て言う?医学用語だとちょっと難しい単語
「Gum Disease:歯茎の病気」が一般的のようですが、医学用語では別の言い方で、「Periodontal Disease:歯周疾患(ペリオ)の病気」というみたいです。歯磨き粉の「GUM」で、歯茎の単語を覚えている方も多いと思いますので一般には前者でいい気がします。
口臭や歯茎の腫れ、歯茎からの血は、歯周病のサイン?
ご自身で振り返ってみてください。以下の症状が見られたら、ひょっとしたら歯周病かも!?
- 口臭がキツイ
- 普通に歯を磨いていて血が出た
- 歯茎が赤くぶにぶにしている
- 口の中がねばつく
最悪の場合手術!?歯周病の治し方
後述しますが、予防行為を続けることで歯周病は治っていきます。ですが、これまで全く気にしていなかった方は、まずお医者さんにいって歯周病の元となるプラークの除去をお願いすることをオススメします。ですが歯周病があまりに進んでいると切開してプラークを除去する…といった手術の可能性もあるそうです。そうなる前に日々の活動でプラークコントロールを!
家で出来る歯周病の予防。大切なのはプラークコントール
歯周病に殺されないためには毎日のケアが大切です。以下に気をつけながら歯茎ケアを!
- 特に歯間を意識して、歯磨きをする。
- 歯間ブラシなどを使って歯の間のプラークを取り除く
- リステリン等で原因菌を殺菌
歯石除去が大切!歯間ケア初級編
特に歯間ケアはとても重要です。とはいえ何をしたら…という方は数百円から始められる歯間ブラシはいかがでしょうか。スーパーで買えるので敷居はかなり低いです。はじめの間は歯間の隙間はほとんどないので、サイズは一番小さいものを選ぶといいと思います。また、L字型の方が掃除しやすくてオススメです。自分はこれを使っています。
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歯石除去が当たり前になってきたら!歯間ケア中級編
歯間ブラシも当たり前になってくる頃、もっと歯間をキレイにしたい…そういった願望が自然とでてきます。なぜでしょう、自分がそうでした。そんな時、さらにきれいにできるおすすめアイテムがあります。パナソニックのジェットウォッシャードルツです。一度使うと病みつき、もう離せません。特に焼肉の後の歯間ケアは快感ですらあります。
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