お昼はあっても、お朝やお夜はない。語源は諸説あるみたい。

お昼はあっても、お朝やお夜はない。語源は諸説あるみたい。 調べてみた
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そういえば、ご飯を食べよう的意味合いで、「お昼にしよう」っていいますが「お朝にしよう」とか「お夜にしよう」って言わないですね。

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知恵袋に頼ってみた

やったー

宮中での女房詞で「御夜る」という「寝る」の尊敬語だそうです。 ところが、「御夜る」は「おやすみになる」に、いつの間にか代わってしまって、「お昼」だけが、そのまま残ったらしいです。 「お昼(ひ)んなさる」は、女性が使う「起きる」の尊敬語だったようです。

情報源: 昼ごはんは「お昼」というのに、なぜ朝ごはんを「お朝」といったりしないので… – Yahoo!知恵袋

 なるほど。って関係ねぇ!昔どう使われていたかでなく!質問と回答がずれている気が…それにしても名詞を使って動詞にするって昔からあったんですね。ところで朝はどこへ行ったのか…

昔の日常として、昼は社会的に活動する時間であり、朝や夜は自宅で家族と過ごす時間なので、「お昼」はあっても「お朝」「お夜」は無いということです。 特に「お~」というのはもともと女性の丁寧語で使っていたことを考えると、昼(外)と朝・夜(内)の違いはより顕著であったはずです。

情報源: 「お昼(ごはん)」と言うのに、「お朝(ごはん)」とは言いません… – Yahoo!知恵袋

 なるほど。って関係ねぇ!存在の有無でなく、なぜ昼だけ飯って意味になるのか知りたい!またもやずれてる。ただ、これはこれで勉強になりました。謙譲語的なニュアンスってすごく難しいですよね。朝や夜は身内だから、丁寧語が存在しない!ってそれはそれですごいことで。

調べてみると、大きく二つの説に分類されそう

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昼=飯になった語源、という観点で調べると大きく二つの説に分かれます。

  • 説1:昔は二食だったから

 ドラえもんのなんかの話でもありましたが、平民は長らく1日二食でした。そのため、1日三食食べるのは裕福な人や身分の高い人でした。そのため、昼にご飯を食べているのを丁寧な表現で言い表していたという説です。

  • 説2:明治時代の昼どん

1971年に「午砲の制」が定められ、全国各地に「ドン山」や「午砲台」といった報時所が設けれた。これを「昼ドン」とか「御昼のドン」が鳴ったので昼飯を遣うという区切りになり、その後(1929)サイレンに変わったころには「お昼」が時分時に替わって昼食時刻を指すようにもなったと思われます。

情報源: お昼 – 国語 解決済み| 【OKWAVE】

 個人的にはこれ!という気がしました。昼飯の合図の昼ドン、つまり飯=昼ドン!繋がった!

そもそもお昼という単語

ところでそもそもお昼という単語、辞書によって載っていたり載ってなかったりするようです。当たり前のように使っている言葉なので正直意外でした。毎年新語が登録されていく中で、「お昼」という当たり前の単語が載ったり載らなかったりする辞書の世界、奥が深いです。

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そもそも「夜ごはん」は日本語として正しい?

「夜ご飯」、たまに使いますが実は新語でした。もともとは「夕ご飯」もしくは「晩ご飯」。最近の家庭事情からも、夕ご飯なんてタイミングで家族そろってご飯を食べるなんて少ないのかもしれません。

「夜ご飯」と言うと世代によっては違和感を感じて「最近の若者は言葉遣いがなっとらん!」とかいうありがちな展開になるかもしれませんのでご用心を。

特に「お朝」って言わないよね

前述のずれたQAでもお昼とお夜は出てきましたが、「お朝」の話題はとんとありません。調べてみると、善光寺で「お朝事」ということをされているみたいです。これは毎日行われている朝のお務めのことで、丁寧語で「お」がついているみたいです。

日々の法要 | 善光寺
朝の法要や日中法要など、日々行われる法要についてご説明します。

まとめ

個人的には、昼ドンの合図が昼ごはんの合図となって一般化していったというのがしっくりきました。丁寧語で「お」をつけたわけではないので、お朝やお夜がないというより単純に昼だけが特別なだけのようです。

 

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