ふとドライブしていると、3本線の車線が。ルール的にはどの色が適用されるのか、調べてみました。
一本線の色の種類とその意味
「道路標識、区画線及び道路表示に関する命令 別表第六」に記載されています。
まずは基本中の基本、白線および黄線の意味です。
白線(連続線)
道路の右側部分にはみ出して通行してはならないことを特に示す必要がある道路に設置
黄線(連続線)
追越しのため右側部分にはみ出して通行することを禁止する場合
白線と黄線の違いって?
共にはみ出しは禁止ですが、黄線には「追い越しのため」との条件が付加されています。工事や路肩の駐停車車両を回避するためのはみ出しは問題ないということでしょう。
車線変更禁止線を3本重ねる意味合い
黄色線には別の意味合いも含んでいる
「道路標識、区画線及び道路表示に関する命令 別表第六」によると、黄線には以下の意味合いも兼ねるそうです。ちなみに「一の(一)」および「一の(二)」はそれぞれ黄色一本線と黄色二本線です。
「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」を表示する規制標示で一の(一)又は(二)の様式のものは、「中央線」を表示する指示標示を兼ねるものとする。
結論:三本線(黄白黄)の意味
「白線」と同義です。
黄色線はあくまで「中央線ですよ」という意味です。で、中央線は何かというとその黄線に挟まれた白線のことを示すため、右にはみ出しちゃダメですよーという意味になります。
ただ、そもそもこういった標識はアイコンのように一目で意味がわかるものであることがもっとも大切であるように自分は思います。ましてや使い方によっては意味合いが異なるものを兼ねるなんて…言語同断です。ルール制定の際になんとかならなかったものでしょうか。残念です。
おまけ 黄線とオレンジ線
道路交通法的には「黄線」という表現が使われていますが、ウェブ検索してみるとどうやら最近は「オレンジ線」とも呼ばれているみたいです。確かによく見てみると、全く黄色でなくオレンジ色ですね。
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